子どもが偏食を克服するまでの10年超えの道のり 〜未就学時代編

りけいはは

こんにちは、りけいははです。

今回は子どもの偏食にまつわる話。

私自身は食べ物の好き嫌いなく育ったのに、うちの子は小さい頃から偏食が激しくずっと悩まされてきました。

そんな息子がこのごろ13歳にしてようやく、どんなものも残さず食べられるようになりました!!

そんな日が来ることは絶対にないだろうと思っていただけに、母親である私がびっくり!!

といっても、ある日突然、変化が訪れたわけではなく、本当にちょっとずつ工夫をして、長い時間をかけてだんだんと変わっていったので、年代別にその経緯を紹介していきたいと思います。

<〜3歳、とりあえず栄養とってくれ期>

息子は小さい時、食べてくれる物が数えられるくらいしかなく、まずい、栄養失調になる!と本気で心配になるレベルでした。なので小さいうちはとにかく成長に必要な栄養素を体に入れてくれればいいくらいの気持ちで対策していました。

ステップ1 野菜の味が嫌い、食感が嫌い、を、ごまかしながら食べる

野菜をミキサーにかけてペースト状にしたものを、子どもの好きな蒸しパンなどに少量ずつ混ぜ、だんだんと割合を増やして味に慣れさせました。

ミキサーにかけるのが面倒な場合は、製菓用品店で売っている野菜パウダーや生協の冷凍の裏ごし野菜が重宝しました。

ステップ2 見た目を工夫して加工せず食べる

苦手な野菜の味に慣れてきたところで次のステップです。

クッキーの型などを利用して、子ども好きな飛行機などの形に野菜を型抜きしたものを煮たり焼いたりして出しました。

見た目で食い付かせても、味はまんま野菜なので、パクパク食べられる…とはいきませんが、一きれでも食べられるようになったらよしとしました。

ステップ3 できるだけ多くの人に褒めてもらって持ち上げる

苦手な食べ物に少しでもチャレンジしてくれるようになったらしめたもの。

えらいねって普通に褒めるのも大事ですが、もしそこにママ友やじじばばなど、ほかの大人が居合わせたらチャンスです。もっと大げさに「〇〇食べたの!初めてだよね!びっくり!すごいすごい!」と褒めて褒めて盛り上げて、目で合図して周りの大人にも褒めてもらうようにしました。

母1人よりも複数の人に褒めてもらうと、本人が「僕すごい!?」とその気になってくれるので、成功率が上がります。

<就学前 家以外でも食べてくれ期>

家でなんとか加工・工夫をして栄養をとらせることができたとしても、年齢が上がってくると保育所の給食等、本人のリクエストに添えないご飯を食べる機会が増えてきます。

なので、少しでも食べられるものを増やすことを次の目標にしました。

ステップ4 保育所の先生と情報交換

うちの子は食べ物以外でも心配なことが盛り沢山だったので、保育所にお願いをして、連絡帳による先生とのやりとりを年長まで続けていました。

その連絡帳で、給食のメニューを事前に書いて先生に渡し、食べられたものは◯、食べられなかったら×などの簡単なメモを先生に記入してもらいました。

ねらいは、家では出さない料理の食べられる・食べられない、の把握です。

子どもの偏食が過ぎると、新しいものを作ったってどうせ食べてくれないんでしょ、と家で出す料理は常にマンネリになります(ただでさえレパートリー少ないのに…)。

ですが給食では家では出さないようなメニューが出てきます。

すると、その中にはあれ?こんなもの食べられたんだ、という意外な発見が時々あり、食べられることが新たにわかった食材や料理を家でも少しずつ出すようにしました。

ステップ5 お友達の力を借りて誘導

「これ食べてみよう」と私が優しく誘ってもほぼ無視する勝手な息子ですが、息子を動かせる人物の存在に私は気づいていました。

それは同年代の気の合う一部のお友達。

私の言葉は息子には無視されても、お友達には届きます(人の家の親効果?)。

なのでそのお友達に、息子に食べさせたいものを食べてもらって、そのお友達から息子に声をかけてもらうよう誘導しました。

勧められたら何でも食べるというわけではありませんでしたが、はじめての食べ物にチャレンジする気にさせるのはこの方法が一番効果的でした。

協力してくれたお友達に感謝!

後編に続く