こんにちは、りけいははです。
前記事:〜未就学時代編、〜小学校中学年編その1、その2、〜中学生編その1に続き、子どもの偏食がテーマです。
子どもが偏食を克服した経緯を長々と書いてきましたが、今回が最終回。
10年以上にわたりいろんな対策をしてきましたが、最終的にいつ、どのように偏食が解消されたかを述べていきます。
<あれ???期>
子どもの偏食がいつ解消したのか、正確な時期はわかりません。
というのも、これまで紹介したような方法で苦手な物を無理やり食べさせられるのは毎日ではなかったのと、私自身に息子=偏食の思い込みが強くあり、何でも食べられるようになっていたことにすぐには気づけなかったからです。
異変は中学生になった頃から徐々に表れました。
うどんにかけるネギの量が増えた?
胡椒をかけてる!?
ステーキソースが平気に!?(前は醤油オンリーだったのに!)
ポン酢がうまいですって!?
キムチ食べてる!?(酸っぱい・辛いの絶対ダメだったのに!!)
そしてさらにある日、夕食の皿をきれいに平らげながら息子が驚きの発言をしたのです。
「残すの嫌いなんだよ!」
私は耳を疑いました。
お前の偏食がひどすぎて、残り物を全部私がたいらげざるをえなかったから私はメタボになったというのに、そのお前が言うかーっ!!!
最初、子どもの言葉が信じられなくて、以前は絶対食べられなかったような料理を出して、しばらく観察してみました。
紅白なます、魚の味噌漬け…etc
一部はうまいと言って食べ、一部はあまり好きじゃない、と言いつつも、全部完食しました。
ええーっ!?
子どもの予期せぬ変化に、母の理解がついていけなくなりました。
<なぜ克服できたのか 食材より味より大切なこと>
偏食を克服するのに10年以上かかったことを成功と呼べるかどうかは別として、子どもの成長は母として嬉しいもの。
でも、なぜ克服できたのか。
私もいろんな方策を試しましたが、ある時食べてくれたものが別の時は食べてくれなかったりと、一進一退を繰り返すばかりで、いずれもクリティカルヒットと言えるような手応えはありませんでした。
最後は第二次性徴に伴って味覚の変化もあったかもしれません。
でも、私が一番重要だったと思うのが“環境”です。
食べ物の問題って、食材だったり味だったり食べ物そのものに意識がいきがちですが、雰囲気次第でまずいものでも美味しいと思えたり、美味しいものも美味しく感じられなかったりするのも事実です。
私だって、もしもすごく苦手な人(取引先のお偉いさんとか)と食事をすることになったら、高級パフェでも絶対にまずく感じると思います。
家での食事は何かと注意ばかりして、いい環境はあまり作れなかったように思います。
食事中に食べ物そのものについて話すこともほとんどなく…ごめん(反省)。
でも息子は幸い、優しいクラスメイトと先生に恵まれて、学校の給食は楽しみにしているようでした。
それに加え、仲のいい友達がかなりのグルメで、頻繁に息子の知らない食べ物の話をしてくれました。そして実際に食べる時も本当に美味しそうに食べる。
友達が美味しそうに食べているものって、自分も食べてみたくなりますよね?
その友達の姿が息子の食に対する意識を変えてくれたのだと思います。
その友達と食事する機会が増えてからというもの、いろんな変化が表れました。
以前は黙って食べていたのが、その友達と似たような口調で「うめ〜」と連呼するようになったり、スーパーで珍しい食材を探したり、外食時に食べたことのない料理を見て「これ美味しそう!」などと言うようになったり…いろんな言動がその友達に似てきたと思ったら偏食までなくなっていたのです。
そういった意味で、うちの子が偏食を克服するまでの道のりは、食べるのが好き!と思えるまでの道のりだったのかもしれません。
このことにもっと早く気づけていたら、食べることが好きな人と食事する機会を増やしたり、グルメ漫画・アニメを見せたりとか、もっと違った方策があったのにな〜と今更ながらに思います。
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長男の偏食がなくなったところで、母の戦いは終わりではありません。
うちにはまあまあ偏食の次男(現6歳)がいるので、すでに第2ラウンドが進行中です。
でも第1ラウンド(対長男戦)をクリアできたせいか、10年くらいかければなんとかなる気がしています。
子どもの偏食にお悩みの保護者の皆様、一緒にがんばりましょう。
長文、最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。