こんにちは、りけいははです。
夏休みに入ってからすっかり朝寝坊モードのうちの子どもたち。
2学期を前に狂ったリズムを元に戻していくための我が家の戦略を紹介したいと思います。
といっても、かなり労力もコストもかかるので、みなさまの参考になるかはわかりませんが、よろしければお付き合いください。
うちには中学生と小学生の息子がいます。
2人とも放っておけば動画やゲームでエンドレスに夜ふかししてしまうタイプで、当然ながら朝は寝起きが悪いです。
子どもは自分で時間の管理ができないので、これをコントロールするのが本当に一仕事。
夜はいくら注意をしても、あと何分ねと約束をしても、自分から動画やゲームをやめてくれることはなく、最終手段として無理やり電源を切れば逆ギレ。
朝は強く起こせば「うるさい!」と機嫌が悪く、優しく起こしたところで全然起きてくれず、それを放っておけば「何で起こしてくれなかったの!」とか怒られたり……。
こちらとしては、子どもの生活リズムを整えるためにサポートしているのに、子どもには迷惑がられ、家庭内で喧嘩が増えるばかり。
こんな理不尽なことってあるかー!と母の怒りゲージが上がります。
しかし、生活リズムの重要性を口でいくら説明したところで子どもは理解してくれないし、
私が怒ったところで状況はよくなりません。
なのでうちでは自力で問題を解決するのを早々にあきらめ、機械で時間管理をしています。
まず、最初に機械でコントロールするのは「光」です。
仕掛けるのは朝でなく、前日の夜、寝るところから始めます。
夜、家の中が明るすぎると体内時計が乱れたり、眠気を感じにくくなるので、リビングなど家中の照明を一定の時間になると暗くなるように設定します。
うちでは、Wifiを経由してスマホで操作できるシーリングライトやLED電球で設定していますが、ほかにもタイマー機能のついた照明や、照明用リモコンスイッチも使えると思います。
暗くなってから眠くなるまでにはタイムラグがあるので、うちでは布団に入ってほしい時間(21時半)の1時間前(20時半)に照明が暖色系に変えて明るさを落とし、21時にはかなり暗くなるようにしています。
次に、ゲームのコントロールです。
中学生の長男はスマホのオンラインゲームに夢中ですが、このスマホを21時以降はWifiに接続できないよう、ルーターを設定しています。
最近のWifiルーターは機器ごとにつながる時間を設定できるので、子どもの使うスマホやタブレットだけ21時に切れるようにしています(なお、大人のスマホやPCは時間制限をしていないので、いつでも使用可)。
こうして夜だんだんと部屋が暗くなり、21時にゲームができなくなったところで、さあ寝ようとはならないのが子ども。
ここで、子どもを布団に誘導するために寝室のプロジェクターをつけてYouTubeなどを流します。プロジェクターはスマホや液晶モニターなどと異なり、機器から発した光が直接目に入らない分、目に優しく、寝る前に動画を見せる機器としては最適です。
かつ、布団の上でゴロゴロしながら見られるようにしているので、子どもはすっかりリラックスモード。
もちろん、プロジェクターとはいえ、ここでエンドレスに動画を流すわけにはいかないので、これもタイマー式コンセントで電源が切れるようにしています。
うちではAmazonのFireTVstickをプロジェクターにさしてYouTubeを映しているので、FireTVstickの電源をタイマー式コンセントにさしています。タイマー式コンセントはホームセンターや家電店にある1000〜2000円くらいのもの。
YouTubeの時間は15分〜30分程度、動画のスタート時間や次の日の予定、子どもの気分に合わせて時間を決めています。
(ちなみにダイヤル式のタイマーコンセントはきっちり切れないことが多くあったので、使わなくなりました)
こんなふうに、寝る前に布団の上でちょっとしたお楽しみを用意することで子どもも喜び、満足して寝る気になってくれます。
寝室のプロジェクターは、長男が2歳の時、あまりに寝ない子だったので、親の睡眠不足が限界に達して導入し、以来ずっと使っています。
動画が終わると「もっと!」と泣き叫んだのは最初の1日だけ。どんなに子どもがぐずっても根負けせず、「とにかくおしまい!」と毅然とした態度で突っぱねたところ、2日目以降は大人しくなりました。
この子ども寝かしつけシステム(?)の肝は、親ではなく「機械」にぶっちと切らせることにあると思います。
照明もスマホも動画も、私が無理やり切ったら子どもは怒るのに、機械で自動的に切れるとすんなり納得します。時間を設定をしているのはこっちであることを知っていても、です。
これはうちに限ったことではなく、周りの家でも同じようなことを聞きます。不思議ですよね。
なんにせよ、怒ることを少しでも減らして眠れたら親も子も平和というもの。
しっかりと寝て、次の日の朝の戦いに備えます。